全世界への投資の代表は
『VT』『eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)』『楽天・全世界株式インデックス』『SBI-SBI・全世界株式インデックス』
全米株式への投資の代表は
『VTI』『SPY』『VOO』『eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)』『楽天・全米株式インデックス』『SBI-SBI・V・全米株式インデックス』
とかがあるでしょうか?
上記の商品の投資の方針はどれも一緒だと思っています。
『分散投資』
この方針のためにこれらに投資している人は多いのでは?って思っています。
全世界がいいの?全米株式がいいの?
そんな議論がときに出ることがあります。
私の答えはどっちでもいい。
でも過去の答えは出ています。
使用サイト:https://www.etfreplay.com/charts.aspx
『全世界(VT)』 VS 『全米(VTI)』の比較です。
期間は2008年7月8日(VTの発売日)~2022年3月25日。
2008年に投資したお金はリターンとして倍の差をつけられています。
投資したお金が14年でVTは1.8倍(+180%)になりましたが、VTIは3.6倍(+366%)です。
でもこれVTだってすごいんですよ。
銀行にあずけているだけであれば、銀行金利で毎年0.01%増えても、14年間で+0.14009%程度なので何もしていないのとかわらない。誤差ですよ。
全世界だろうが、全米だろうが投資を始めただけで何もしていない自分に対してお金を増やしています。
その事実だけでいいと思います。
タイトルで全世界株式や全米株式はカレーのルーと言いましたが、やっぱりカレーのルーは何処を買っても美味しいじゃないですか。
まぁ比較すれば多少の差はあります。
https://www.etf.com/ こちらのETFの情報満載のサイトを用いて比較してみましょう。
①VT(全世界)のデータ
まずVTという商品は時価総額加重により構成銘柄の比率を決めています。
要するに時価総額が大きい会社ほど比率が高い商品です。
投資先は全世界。投資銘柄は現在約8,000。
現在は60%が米国株です。日本株も6%入っています。
上位10銘柄で全体の14.5%。全部で8,000銘柄あると思えば、かなり比率が高いのが伺えます。これは時価総額による加重をしているのでこのようになります。
分散投資したい。でも何処に投資したらいいかわからない。米国だけでは不安。
ならこれでいいと思います。
上記で銀行貯蓄と比較しましたが、この先も銀行貯蓄には負けないと思っています。
②VTI(全米)のデータ
いやいやこれからも米国が1番。米国がだめなら他の国もだめでしょ?
って考えならこれでいいと思います。
こちらも時価総額でウェートを決めています。
投資先は米国(ほぼほぼ)。投資銘柄は3,500以上。
上位10銘柄で23.6%。VTと比較してほしいですが、上位は殆ど変わりません。
投資しているところはほぼ一緒です。
ここである思いつきが生まれるひとがいるかも知れません。
じゃあここの上位の銘柄だけに投資すればいいんじゃね?
私もそう思います。がそれをやりません。
例えば1989年のときの時価総額上位は何処でしょうか?
出典:週刊ダイヤモンド2018年8月25日号
参考サイト:
「失われた30年」を体感した経済ライターが、令和に切に願うこと(嶺 竜一) | 現代ビジネス | 講談社(2/3)
なんと1位はあのNTTです。しかも上位は日本が占めています。
じゃあ日本に投資していればよかったのか!???
いやちがうやろなと言うのは皆さんが一番わかっているはず。
まぁこれは上位のみの個別を買わないほうがいいと説明するにはかなり怪しい説明だという事もわかっています。でも分散投資をすることのメリットも知ってもらえたのではないかと思います。
じゃあ実際隠し味は必要なのか???
ということになりますが・・・。
うーん。
やっぱりそれは好みになりますよね。
私はカレーを作るときは基本的にはスパイスを混ぜて作ります。
20種類くらいのカレースパイスを混ぜて作るのですがこの配分が本当に難しいと言うか、本当に好みが分かれる。
投資に言い換えると、
個別株を好む人間(私)はスパイスのまま食うような変人やと思ってます。
でもやっぱり味に変化を求めないと飽きちゃうってありませんか?
今日は辛いのがいいなー。って思ったら、カイエンペッパー。
今日はまろやかに。って思ったらシナモン。
今日は冷えるな。って思ったらしょうがパウダー。
そんな気分に応じて変えられるのが個別株のいいところです。
でもそこには勉強が必要なわけで、辛いのがいいなぁ。じゃあカイエンペッパーを他のスパイスみたいに大さじでドバドバ!ってやったら肛門が死んでしまうはずです。
スパイスにはそれぞれ特徴があり、適切な量があります。
またスパイスは熱をかけすぎると香りが死んでしまうガラムマサラのようなものもあるので、適切なタイミングも知る必要があります。
こうした知識がなくても美味しいのがカレーのルーです。
私がたまにやるのがカレーのルーでカレーを作って、少しスパイスをあとから足す方法です。ベースを作った上で、多少の色を加えます。
これなら失敗することが少ないです。少しのスパイスならベースはカレーのルーですし、時間も短縮できます。
話が脱線したような気がしますが、今後の投資のアイディアの参考になればと思います。
それじゃあまた。